「東京のランドマーク的建築物は?」と尋ねると多くの人が、銀座和光ビルを上げる。ある人は、私に日本の映画産業を育てる為には、「銀座で和光ビルに車が飛び込むようなアクション映画」を作らないとダメだと熱く語っていた。つまり、和光ビルは、銀座だけではなく東京の主要な建築ランドマークといっても過言でない。
和光ビルの竣工は、戦前の1932年に遡る。銀座で時計店を営む服部時計店の依頼で、当時まだ、実績が少なかったが、その後、日本を代表する建築家の一人である渡辺仁によって設計された。
当時の施工主からの依頼で、広範囲から時間を確認できる街頭時計ということで、建物全面に大きな時計があしらわれている。
実際に見ると、7階建てというスペック以上に圧倒間を感じる。最近のオフィスビルは半透明を多用したファッサードが多く近未来的なデザインのものが多い。このような建築物は、透明感があるが、軽い印象もある。
それに比べ、当時の流行であったアメリカン・ルネサンス様式を取り入れた和光ビルの重厚感は比べもにはならないほど、重い。近くで見ると、圧倒されるばかりである。
銀座という町の高級感の一部は、この半世紀以上も姿を変えていない和光ビルによって、構成されているといっても、間違いないだろう。
- indicated by 東京イエロー(初代) -
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  どのような角度からみても時計が見やすいように設計された |
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  重厚感漂うファサード 当時流行したアメリカン・ルネサンス様式である |
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